SFG 微細結晶高強度銅合金
SFG微細結晶高強度銅合金

SFG(Super Fine Grain Silicon Bronze)は、90Cu-10Znの丹銅をベースにシリコンとスズを添加した合金。 1μmの超微細結晶粒化により高強度を実現。 (特許出願中)

シリコン、スズの添加は積層欠陥エネルギーを低くし、再結晶時に生成する再結晶核を増加させる働きがある。 この作用を利用して既存設備で超微細結晶粒圧延品の量産化に成功した。 機械的強度、ばね特性は汎用高強度合金のばね用りん青銅と同等以上。熱および電気伝導性、耐摩耗性、 応力緩和特性、はんだ濡れ性や耐応力腐食割れ性についてもりん青銅に匹敵する。

種類と特徴
品種特徴
SFG2 (高Si-低Sn系)ばね用りん青銅を上回る強度。 熱・電気伝導性はりん青銅と同等。
SFG3 (低Si-高Sn系)ばね用りん青銅と同等の強度。 熱・電気伝導性はりん青銅の1.5倍以上。

物理的性質
品種 融点 ℃ 密度 導電率 熱伝導率 縦弾性係数
液相 固相 g/cm3 %IACS W/(m・K) GPa
SFG210049568.611258105
SFG310239888.782194115
C5191
(りん青銅2種)
10459108.831367105
C5210
(ばね用りん青銅)
10208808.801263111
C2680
(黄銅2種)
9309058.4727117103

結晶粒微細化により高強度を実現
一般的な材料の結晶粒度は、通常25μm程度。
この結晶粒度を1μmまで超微細化することにより、耐力を約4倍に高めた。
<金属組織>

SFG2

C5210
(一般的な結晶粒度)



SFG2-Hの機械的特性はC5210比100MPa以上高い。