弊社は平成15年12月22日付けで同和鉱業社との間で「エコブラス」の製造および販売に関する特許実施権を供与する契約を締結しました。
弊社は、平成15年11月1日付けで欧州の大手伸銅メーカー、ヴィーランド社(本社:ドイツ)に「エコブラス」の特許実施権を許諾する契約を締結しましたが、日本国内では今回が初めての契約となります。弊社ではこれらの契約を弾みに、今後も国内外の伸銅メーカーと同様の契約を締結していくことで、「エコブラス」を鉛フリー銅合金のグローバルスタンダード材に育てていく戦略を強力に推し進めていく方針です。
同和鉱業社は、これまでビスマス系鉛フリー黄銅合金のみを開発・製造してきましたが、「エコブラス」を製品ラインナップに加えることにより、"シリコン系""ビスマス系"それぞれの特長を生かした顧客開拓を行うとともに、ユーザーの幅広い要求に応え、拡販を図っていく方針です。「エコブラス」の製造に関しては、同和鉱業社の100%子会社の新日本ブラス株式会社(千葉県旭市、資本金:1億円、社長:藤田靖治)で行うことにしていますが、当面は棒製品を弊社から購入し、加工・販売する予定です。
(旧三宝伸銅工業社)
2003年12月10日に開催された米国CDA(CopperDevelopmentAssociation)Techinical service and Standards Advisor Committeeにおいて「エコブラス」の合金登録が正式に認可され、2004年1月よりCDAのWebSiteに「エコブラス」のページが公開されました。 エコブラスは、世界的にも認められた合金となり、鉛フリー銅合金のグローバルスタンダード材に向け着実に前進しています。
エコブラスの登録内容は下記URLより検索ができます。是非ご参照下さい。
http://www.copper.org/resources/properties/db/
CDAPropertiesSelectionServlet.jsp
下のアイコンは登録内容の検索ページ(PropertiesofWroughtandCastCopperAlloys)へリンクしています
伸銅品(WroughtCopperAlloy)は、「C69300」、鋳物用(CastingCopperAlloy)は、「C87850」で登録されています。
登録内容
| Chemical Composition, Percent Maximum (Unless shown as a Range or Minimum) | ||
| C69300 | C87850 | |
| Copper(incl Ag) | 73.0 - 77.0 (x) | 74.0 - 78.0 |
| Lead | 0.10 | 0.10 |
| Iron | 0.10 | 0.10 |
| Tin | 0.20 | 0.30 |
| Zinc | Rem. | Rem. |
| Nickel(incl Co) | 0.10 | 0.20 |
| Manganese | 0.10 | 0.10 |
| Silicon | 2.7 - 3.4 | 2.7 - 3.4 |
| Phosphorus | 0.04 - 0.15 | 0.05 - 0.20 |
| Antimony | -- | 0.10 |
(旧三宝伸銅工業社)
(旧三菱伸銅社)
(旧三菱伸銅社)
(旧三菱伸銅社)
平成15年11月7・8日に開催された第43回銅及び銅合金技術研究会講演大会において、「微細結晶高強度銅合金(商品名SFG)の開発」と題した論文が第37回論文賞に選考されました。弊社では第30回以来、4回目の受賞です。
銅及び銅合金技術研究会の講演大会は毎年11月に開催され、銅及び銅合金に係わる最先端の技術開発から生産技術に至るまでの研究発表会です。平成15年度は伸銅業界を中心とした産業界と学界からあわせて81件もの発表があり、規模が年々大きくなると共に、技術・研究交流のチャンスの場として産業界での注目度も高まっています。
今回の受賞論文は弊社が開発した微細結晶高強度銅合金「SFG」の基礎研究に関するもので、その独創性・新規性及び今後の銅及び銅合金の技術進歩に大いに寄与すると高い評価をいただきました。
【選考理由】
近年、高強度材料創製の有効な手段として結晶粒微細化が注目され、研究が盛んに行われている。
しかしながら、その多くは製造プロセスに主眼を置いたものであり、現行設備での量産化には障害がある。
本研究では、材料物性面からアプローチを試みた結果、丹銅をベースとしてシリコンの添加で積層欠陥エネルギーを低くし、コバルトの添加で粒成長を抑制することで1μmの結晶粒微細化を量産工程で実現した。
また、これまで評価が十分ではなかった微細結晶合金の材料特性について検討がなされているなど、本論文は実用的価値が高い。
(旧三宝伸銅工業社)
弊社は、ヴィーランド社(本社:ドイツ・ウルム)との間で「エコブラス」に関するライセンス契約を2003年11月1日付で締結したことを発表しました。これは、ヴィーランド社に対し、「エコブラス」に関する特許の専用実施権を供与するというもので、今回の専用実施権のテリトリーについてはヨーロッパに限っています。
「エコブラス」は米国CDAにおける合金b取得し、また米国・オーストラリア・台湾・韓国で特許を取得しています。弊社はこの契約を今後エコブラスを鉛フリー材のグローバルスタンダードにするための戦略の一つと位置付けしています。 今回、ライセンス契約を締結するヴィーランド社はヨーロッパにおける伸銅メーカー最大手の一つで、世界中で年間50万dの生産能力を持っています。同社は「エコブラス」を採用した理由として、世界で最も優れた鉛フリー黄銅合金であることを挙げており、このライセンス合意に基づき、来年からヨーロッパでの「エコブラス」生産および販売を始めることになります。
■関連情報
ヴィーランド社のWEBサイト
(旧三宝伸銅工業社)
(旧三菱伸銅社)
(旧三菱伸銅社)
(旧三菱伸銅社)
(旧三菱伸銅社)
(旧三菱伸銅社)
(旧三菱伸銅社)
(旧三菱伸銅社)
(旧三菱伸銅社)
(旧三菱伸銅社)
(旧三菱伸銅社)
(旧三菱伸銅社)
(旧三菱伸銅社)
日本伸銅協会では「鉛レス快削黄銅棒」の標準化について検討を重ねてきましたが、このほど日本伸銅協会技術標準(JCBA T204)としてビスマス系4合金、シリコン系2合金に整理、合計6合金を制定しました。
これらの鉛レス快削黄銅は、平成15年に強化された鉛の溶出基準0.01mg/リットルを大きく下廻るレベルを達成するとともに優れた切削性・鍛造性を持つ合金です。
日本伸銅協会では同規格をベースに今後JISへの規格化に向け活動を進めます。
弊社エコブラスは、C6931、C6932として登録されていますが、高い強度と耐摩耗性を持ち、しかも通常黄銅材の欠点であった「脱亜鉛腐蝕」、「応力腐蝕割れ」の問題も同時解決したひと・環境にやさしい黄銅新合金です。
| 合金 番号 | 化学成分(%) | ||||||||
| Cu | Bi | Si | Sn | P | Pb | Zn | Fe | その他 | |
| C6801 | 57.0〜64.0 | 0.5〜4.0 | − | 0.2〜2.5 | 0.2以下 | 0.01以下 | 残部 | 0.5以下 | |
| C6802 | 57.0〜64.0 | 0.5〜4.0 | − | 0.2〜2.5 | 0.2以下 | 0.01を超え 0.1以下 | 残部 | 0.7以下 | |
| C6803 | 57.0〜64.0 | 0.5〜4.0 | − | 0.2〜2.5 | 0.2以下 | 0.01以下 | 残部 | 0.5以下 | Se+Al+Sb+Te 0.02〜0.6 |
| C6804 | 57.0〜64.0 | 0.5〜4.0 | − | 0.2〜2.5 | 0.2以下 | 0.01を超え 0.1以下 | 残部 | 0.7以下 | Se+Al+Sb+Te 0.02〜0.6 |
| C6931 | 69.0〜80.0 | − | 2.0〜4.0 | 0.2以下 | 0.02〜0.15 | 0.01以下 | 残部 | 0.3以下 | Mg 0.1以下 |
| C6932 | 69.0〜80.0 | − | 2.0〜4.0 | − | 0.02〜0.15 | 0.01を超え 0.1以下 | 残部 | 0.3以下 | Mg 0.1以下 |
■関連情報
日本伸銅協会のWEBサイト
(旧三宝伸銅工業社)